パーレー法は、オンラインカジノやスポーツベッティングで有効なシステムベッティングであり、賞金を効率的に増やすために利用されます。この記事では、パーレー法のやり方、利点、欠点について詳しく紹介します。
パーレー法のやり方
パーレー法は非常にシンプルで、ゲームに勝った場合に賭け金を2倍にするだけです。これは、負けた場合に賭け金を2倍にするマーチンゲール法の逆バージョンとも言えます。主に2倍配当のゲームで効果的で、例えばブラックジャックや赤・黒、奇数・偶数、ハイ・ローなどが該当します。
賭け金の設定は最初に行い、勝利したら次のゲームで賭け金を2倍にします。負けた場合は最初の賭け金に戻します。このサイクルを繰り返して利益を追求しますが、失敗した場合は最初の賭け金が損失として確定します。連続して勝つことが重要です。
パーレー法の利点
- 初心者でも試しやすい: ルールが非常にシンプルで理解しやすいため、初心者にとっても取り組みやすいです。
- 短時間で稼げる: 2倍ずつ賭け金が増えるため、数回の勝利で大きな利益を短時間で得ることが可能です。
- リスクが少ない: 負けた場合でも損失はほぼ最初の賭け金となり、次の勝利で取り戻すことが期待できます。
パーレー法の欠点
- 1回の負けで利益喪失: 1度の敗北でこれまでの利益が全て消失します。適切なタイミングでの停止が重要です。
- 連勝しない限り利益増加が難しい: 2倍配当のゲームでは連勝が必要であり、勝ち負けが交互に続くと損失が増えます。
パーレー法の使用例
例えば、ルーレットの赤・黒でパーレー法を考えます。最初の賭け金が1ドルで、初めてのゲームで「赤」に賭けて勝利した場合、次のゲームの賭け金は2ドルになります。連続して勝てば賭け金が倍々に増えていきますが、1回負けると最初の賭け金に戻します。これを繰り返して利益を得ることが狙いです。
まとめ
パーレー法はシンプルで初心者にも取り組みやすいが、連勝が必要であり、1度の敗北で利益が消失するリスクがあります。効果的に利用するためには、適切なタイミングでの停止や設定したルールの守備が重要です。
パーレー法の注意点
ここではパーレー法の注意点を紹介しますパーレー法には賭け金が急に上がっていくという特徴があります。例えば、最初に5ドルを賭けたとして、9連敗をしたとします。すると、賭け金は以下のように増えていきます。
ゲーム回数 |
賭け金 |
勝敗 |
1回目 |
5ドル |
× |
2回目 |
10ドル |
× |
3回目 |
20ドル |
× |
4回目 |
40ドル |
× |
5回目 |
80ドル |
× |
6回目 |
160ドル |
× |
7回目 |
320ドル |
× |
8回目 |
640ドル |
× |
9回目 |
1280ドル |
× |
10回目 |
2560ドル |
― |
6ゲーム目では既に賭け金が100ドルを超え、10ゲーム目では2500ドルを超えました。賭け金の急激な上昇は負けが続くほど増加していきます。
ただし、この状況で注意が必要なのはテーブルリミットです。テーブルリミットはカジノゲームごとに設定されている最大賭け金の制限であり、通常は100ドルから300ドル程度となっています。これを超えるとゲームを続けることができなくなり、特にパーレー法を継続できなくなります。従って、大きな勝利を狙うならば、テーブルリミットが高いゲームを選ぶ必要があります。オンラインカジノではハイローラー向けのテーブルが用意されていることがありますので、それらを利用することがおすすめです。
テーブルリミットだけでなく、資金も重要なポイントです。パーレー法を継続するためには十分な資金が必要であり、資金が足りない場合はテーブルリミットに達していなくてもゲームを続けることが難しくなります。
パーレー法は特定の条件が揃った際に有効な戦略であり、以下のような状況で向いています。
- 資金に余裕がある
- 短時間で結果を出したい
- 利益確定のタイミングを見極められる
逆に、以下のようなケースではパーレー法は向いていません。
- 資金に余裕がない
- 連勝すると欲張って止められない
- リスク管理が苦手
また、パーレー法とマーチンゲール法を組み合わせて使用することがあります。これにより、互いのデメリットを補いつつ効果的に利用できます。マーチンゲール法は負けた時に賭け金を増やしていく戦略であり、パーレー法と逆のアプローチを取ります。これを組み合わせることで、リスクの分散や戦略の柔軟性が向上します。
最後に、パーレー法とマーチンゲール法の具体的な組み合わせ例を見ていきましょう。ブラックジャックを例に取りますが、これらの戦略は2倍配当のゲームに有効です(ブラックジャック、バカラ、赤黒ルーレット、奇数偶数など)。
最初に1ドルを賭け、ゲームに勝利した場合、次のゲームでは2ドルを賭けます。2ゲームで勝利した場合は、引き続きパーレー法を使用して4ドルを賭けます。これが続いて3ゲーム目で負けた場合は、賭け金を1ドルに戻し、マーチンゲール法を採用して2ドルを賭けます。このサイクルを繰り返していくと、それぞれの戦略のメリットを活かしながら、リスクを管理できます。
ゲーム回数 |
掛け金 |
勝敗 |
配当 |
損益 |
システムベッティング |
1回目 |
1ドル |
〇 |
2ドル |
+1ドル |
パーレー法 |
2回目 |
2ドル |
〇 |
4ドル |
+3ドル |
パーレー法 |
3回目 |
4ドル |
× |
0ドル |
-1ドル |
マーチンゲール法 |
4回目 |
1ドル |
× |
0ドル |
-2ドル |
マーチンゲール法 |
5回目 |
2ドル |
× |
0ドル |
-4ドル |
マーチンゲール法 |
6回目 |
4ドル |
× |
0ドル |
-8ドル |
マーチンゲール法 |
7回目 |
8ドル |
〇 |
16ドル |
0ドル |
パーレー法 |
8回目 |
1ドル |
〇 |
2ドル |
1ドル |
パーレー法 |
9回目 |
2ドル |
〇 |
4ドル |
3ドル |
パーレー法 |
10回目 |
4ドル |
〇 |
8ドル |
7ドル |
パーレー法 |
このように、パーレー法とマーチンゲール法を組み合わせることで、勝った場合はパーレー法で利益を追求し、負けた場合は損失を最初の賭け金に抑えることができます。
このサイクルを繰り返すことで、資金を効率的に増やすことが可能です。連勝時には利益を確定させるタイミングを見極めることが、パーレー法とマーチンゲール法を組み合わせた成功の鍵となります。
この組み合わせによる利点はいくつかあります。まず、パーレー法は連勝すると利益が急増する特徴があります。しかし、1度でも負けてしまうと最初のベットが損失として確定するデメリットがあります。これに対して、マーチンゲール法は1度でも勝利すれば最初のベット額が利益として確定するため、これを組み合わせることでパーレー法のデメリットを補うことができます。
ただし、この戦略には注意が必要です。マーチンゲール法が失敗した場合、この必勝法自体が成り立たなくなる可能性があります。マーチンゲール法が成功することを目指すためには十分な資金を用意し、テーブルリミットの高いゲームを選ぶことが重要です。