この記事では、数学的にも証明されており、プロのギャンブラーも利用するシステムベッティング「ココモ法」について詳しく解説します。ココモ法の利点や欠点はもちろんのこと、最大連敗確率や損切りラインにも触れていきます。

ココモ法とは?

オンラインカジノで採用されるシステムベッティングの一つであるココモ法は、負けた際に賭け金を2倍に増やすマーチンゲール法を変化させたものです。このシステムベッティングは、3倍配当のゲームで利用でき、1回の勝利でそれまでの損失を全て取り返すことができる特徴があります。確実に利益を得たい方におすすめされています。

ココモ法の利点

  • 資金が少なくても利用可能: ココモ法では連敗しても初めは資金の上昇が緩やかであるため、資金が少ない場合でも利用できます。100ドル以下の資金でも有効に活用でき、低リスクなシステムベッティングとされています。
  • 1回の勝ちで利益を出せる: ココモ法は、1度の勝利で損失を回収するだけでなく、利益を獲得できる仕組みを持っています。他のシステムベッティングが1サイクル終了時に利益を上げられない場合もある中、3倍配当のゲームを利用することで必ず手元に利益が残ります。
  • 連敗すればするほど大きい利益がでる: ココモ法で得られる利益は、連敗後に勝利する回数によって異なります。連敗が続けば続くほど、その後の勝利時の配当額が大きくなります。この特性により、負けが続いた場合でも数回の勝利で着実に利益を積み上げることが可能です。
ゲーム数 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
賭け金 $1 $1 $2 $3 $5 $8 $13 $ 21 $34 $55
累計賭け金 $1 $3 $4 $7 $12 $20 $33 $54 $88 $143
勝利時の累計損益 $2 $3 $2 $2 $3 $4 $6 $9 $14 $22
連敗してしまうと賭け金が大きくなるので精神的なプレッシャーが大きくなりますが、その分1勝した時に得られる利益が大きくなります。リスクを取った分ハイリターンが期待できる点がココモ法のおもしろい点だといえるでしょう。 ココモ法とは?|利点欠点・最大連敗確率等について徹底解説 1

ココモ法の欠点

ココモ法は比較的欠点の少ないシステムベッティングですが、どのような潜在リスクがあるか事前に確認しておきましょう。

欠点1:2倍配当のゲームで利用することができない

ココモ法は3倍配当のゲームで使用するシステムベッティングであり、2倍配当のゲームでは利用できません。ココモ法を2倍配当のゲームで使用した場合、連敗すればするほど損失額が膨らんでしまい、数回勝利したとしてもそれを回収できなくなってしまいます。 カジノゲームでは3倍配当のゲームよりも2倍配当のゲームの方が種類が豊富です。そのため、ココモ法は利用できるゲームが限定されてしまう点がデメリットとして挙げられるでしょう。

欠点2:連敗する可能性が高い

ココモ法は3倍配当のゲームで利用します。そして、3倍配当のゲームでは、勝率は3分の1、つまり33.333..%となります。この場合、運が悪いと連敗が続いてしまうことがあります。例えば、勝率が2分の1の2倍配当のゲームと3倍配当のゲームの5連敗する確率を比較すると以下のようになります。
2倍配当のゲーム 3倍配当のゲーム
負けの確率 50% 66.666…%
2連敗の確率 25% 約44%
3連敗の確率 12.5% 約29%
4連敗の確率 6.25% 約19%
5連敗の確率 3.125% 約13%
このように2倍配当のゲームでは5連敗する確率は5%未満ですが、3倍配当のゲームでは10%以上もあります。そのため、ココモ法を使用したとしても1勝する前に資金が底をついてしまう可能性があります。

欠点3:マックスベットに達してしまうことがある

ココモ法では勝率が3分の1なので、連敗の可能性があるということを解説しました。そして、連敗した時には賭け金の上がり方が急になるので、その点に気を付けなければいけません。例えば、ココモ法で最初の賭け金を1ドルとして15連敗した場合、以下のように賭け金が膨らんでいきます。
ゲーム回数 勝敗 賭け金 累計損益
1ゲーム目 $1 -$1
2ゲーム目 $1 -$2
3ゲーム目 $2 -$4
4ゲーム目 $3 -$7
5ゲーム目 $5 -$12
6ゲーム目 $8 -$20
7ゲーム目 $13 -$33
8ゲーム目 $21 -$54
9ゲーム目 $34 -$88
10ゲーム目 $55 -$143
11ゲーム目 $89 -$232
12ゲーム目 $144 -$376
13ゲーム目 $233 -$609
14ゲーム目 $377 -$986
15ゲーム目 $610 -$1596
最初のうちは賭け金の増え方が緩やかですが、10連敗以上した場合、賭け金の上がり方が大きくなります。この場合、賭け金がテーブルリミットに達してしまい、ゲームを継続できなくなってしまうことがあります。 カジノゲームによってテーブルリミットは異なりますが、低い場合では100ドル程に設定されていることもあります。その場合、最初の賭け金が1ドルで、11連敗した時にテーブルリミットに達することになります。

ココモ法の使い方

ココモ法ではマーチンゲール法と同じように、前回のゲームで賭けた金額を元に、次のゲームの賭け金を決めていきます。 まず、ココモ法で最初の賭け金を1ドルに設定したとしましょう。そして、このゲームで負けた場合、次のゲームでも同額の1ドルを賭けます。 そして、さらに負けた場合、次の賭け金は1ゲーム目の賭け金と2ゲーム目の賭け金を足した2ドルを賭けます。このゲームでも負けた場合、次のゲームでは2ゲーム目の賭け金と3ゲーム目の賭け金を足した、3ドルを賭けます。そして、同じように計算し、5ゲーム目では5ドルを賭けます。 このようにココモ法では前回と前々回の賭け金を合算したものを次のゲームで賭けていきます。負けが続いた場合は、以下のように賭け金を設定していきます。
勝敗 賭け金の求め方 計算式 賭け金
1ゲーム目 $1
2ゲーム目 $1
3ゲーム目 1ゲーム目と2ゲーム目の合計 1+1 $2
4ゲーム目 2ゲーム目と3ゲーム目の合計 1+2 $3
5ゲーム目 3ゲーム目と4ゲーム目の合計 2+3 $5
6ゲーム目 4ゲーム目と5ゲーム目の合計 3+5 $8
7ゲーム目 5ゲーム目と6ゲーム目の合計 5+8 $13
8ゲーム目 6ゲーム目と7ゲーム目の合計 8+13 $21
9ゲーム目 7ゲーム目と8ゲーム目の合計 13+21 $34
10ゲーム目 8ゲーム目と9ゲーム目の合計 21+34 $55
そして、勝利した場合は、賭け金を最初の1ドルに戻します。これによってココモ法の1サイクルが終了し、利益を得ることができます。 ココモ法は、負けたら賭け金を増やし、勝ったら最初の賭け金に戻すという非常にシンプルなルールを持っているため、どなたでも簡単に実践できます。 ココモ法とは?|利点欠点・最大連敗確率等について徹底解説 2

どんなゲームに使える?

ココモ法が利用できるのは、カジノゲームの中でも3倍配当のゲームです。3倍配当のゲームはルーレットのColumn(カラム)とDozen(ダズン)のみです。
  • カラムベット: ルーレットのカラムベットでは、テーブル上の同じ列に並んでいる12の数字に賭けます。現在、これらの数字は「1 4 7 10 13 16 19 22 25 28 31 34」、「2 5 8 11 14 17 20 23 26 29 32 35」、「3 6 9 12 15 18 21 24 27 30 33 36」の3つのセットに分かれています。
  • ダズンベット: ルーレットのダズンベットでは、数字は最初の12(1~12)、2番目の12(13~24)、最後の12(25~36)に分かれます。どちらの賭けも勝率は3分の1であり、勝利時には賭け金の3倍が払い戻されます。
ルーレットの基本ルールについてはこちらから>ルーレット完全攻略ガイド|ルール・賭け方・必勝法など

ココモ法を試すならこのカジノ

ココモ法の使い方を理解したら、実際にココモ法を試すのにおすすめのカジノを紹介します。どのライブカジノでも同じとは限らないので、迷ったら以下のオンラインカジノをぜひ試してみてください。
  • コニベットでココモ法をお試し: ここ数年で急上昇中のコニベット。ライブカジノ用のリベートボーナスが用意されており、ココモ法を試すには最適です。VIPランクに応じて最大1%のリベートボーナスがもらえます。リベート額は【有効ベット額×リベート率】で決まるので、ベット数が多くなる可能性のあるココモ法と相性がいいです。また、ブックメーカーでも他にはないオッズを積極的に取り入れており、非常に評判が良いです。
  • ワンダーカジノでココモ法をお試し: 出金時間30秒で話題のワンダーカジノもココモ法を試すのにおすすめです。リベートボーナスの他に、出金が早く出金の限度額が基本的にない点も魅力的です。さらに、ライブカジノが対象のキャッシュバックも進呈されているので、ココモ法を試しながら着実にボーナスを獲得できます。

ココモ法 シュミレーション

ここではココモ法を実際に使用した時の例を紹介します。

1ゲーム目:

このシミュレーションでは最初の賭け金を1ドルとします。そして、最初のゲームで負けたとしましょう。この場合、累計損益は-1ドルとなります。

2ゲーム目:

ココモ法では前回と前々回のゲームの合計を賭けますが、この時点ではまだ2ゲーム目なので、1ゲーム目と同じ金額の1ドルを賭けます。そして、この2ゲーム目でも負けたと仮定しましょう。その場合の累計損益は-2ドルとなります。

3ゲーム目:

ここでは1ゲーム目と2ゲーム目の賭け金の合計である2ドルを賭けます。そして、このゲームでも負けたと仮定すると累計損益は-4ドルとなります。

4ゲーム目:

このゲームでの賭け金は2ゲーム目と3ゲーム目の賭け金の合計である3ドルです。そしてここで初めてゲームで勝利したとしましょう。すると払い戻し金は9ドルであり累計損益は2ドルとなります。

5ゲーム目:

4ゲーム目で勝利したのでここでの賭け金は最初の1ドルに戻ります。この流れでゲームを進めていくと以下のようになります。
ゲーム回数 賭け金 勝敗 配当 累計損益
1ゲーム目 1ドル × 0ドル -1ドル
2ゲーム目 1ドル × 0ドル -2ドル
3ゲーム目 2ドル × 0ドル -4ドル
4ゲーム目 3ドル 9ドル 2ドル
5ゲーム目 1ドル × 0ドル -1ドル
6ゲーム目 1ドル 3ドル +2ドル
7ゲーム目 1ドル × 0ドル +1ドル
8ゲーム目 1ドル × 0ドル 0ドル
9ゲーム目 2ドル × 0ドル -2ドル
10ゲーム目 3ドル × 0ドル -5ドル
11ゲーム目 5ドル × 0ドル -10ドル
12ゲーム目 8ドル 24ドル +6ドル
このようにココモ法では、1勝したタイミングで必ず利益が出るようになっています。もしこれを2倍配当のゲームで使用した場合、払い戻し金でそれまでの損失額を回収できないので、損失が膨らんでしまいます。 例えば2倍配当のゲームだとすると、4ゲーム目で勝利した場合でも配当が6ドルであり、累計損益は-1ドルとなります。 3倍配当のゲームでココモ法を上記のように繰り返していくと、確実に利益を積み重ねることができるのです。

ココモ法最大連敗確率

ココモ法での欠点でも紹介した通り、ココモ法では連敗が続いてしまう可能性があります。 数学的に考えると、3倍配当のゲームで延々と負け続けるということはあり得ませんが、まれに負けが続いてしまうことがあります。 連敗が続く可能性を表にすると以下のようになります。17回連敗する確率は1万分の1であり、かなり低いことがわかります。 これらの数字をみると、かなり調子がわるくて連敗が続いた場合でも、10連敗以上することはほとんどないといえます。
ゲーム数 連敗の確率 賭け金
1ゲーム目 66.67% 1
2ゲーム目 44.44% 1
3ゲーム目 29.63% 2
4ゲーム目 19.75% 3
5ゲーム目 13.17% 5
6ゲーム目 8.78% 8
7ゲーム目 5.85% 13
8ゲーム目 3.90% 21
9ゲーム目 2.60% 34
10ゲーム目 1.73% 55
11ゲーム目 1.14% 89
12ゲーム目 0.75 144
13ゲーム目 0.5% 233
14ゲーム目 0.33% 377
15ゲーム目 0.22% 610
16ゲーム目 0.14% 987
17ゲーム目 0.09% 1597

ココモ法の損切りライン

ココモ法は1回の勝利で利益を上げることが可能であり、連敗が続けば獲得できる利益も大きくなります。このため、多くのプレイヤーが1回の勝利を期待してココモ法に没頭してしまうことがあります。しかし、テーブルリミットや利用可能な資金を考慮すると、ある程度の連敗が発生した時点で損切りを行うことが重要です。 まず、資金が不足してきた場合は早めに損切りを検討するべきです。例えば、残り2回しかゲームを続けられない状況では、リスクが高まりますので、一度ココモ法をリセットして賭け金を初期値に戻すことが推奨されます。 さらに、資金に関係なく、あらかじめ損切りのポイントを設定しておくことも重要です。たとえば、〇回連続で敗北した場合にリセットするなど、損切りのルールを事前に定めておくことが賢明です。 3倍配当のゲームでは長期的な連敗が予測されるため、損切りの考慮が不可欠です。 ココモ法とモンテカルロ法を比較 システムベッティングの中で広く知られた手法にモンテカルロ法があります。以下では、ココモ法とモンテカルロ法を比較します。 ココモ法とは?|利点欠点・最大連敗確率等について徹底解説 3

モンテカルロ法とは

モンテカルロ法は守りのタイプのシステムベッティングであり、初心者にもおすすめです。モンテカルロ法は3倍配当のゲームだけでなく、2倍配当のゲームにも適用できます。 まず、モンテカルロ法では3つの連続した数字の数列を用意します。これらの数字は資金に合わせて自由に選択できます。リスクを抑えたい場合は小さい数列、利益を追求したい場合は大きい数列を選ぶと良いでしょう。 ここでは具体的な例として数列(1, 2, 3)を使用します。 モンテカルロ法では、数列の両端の数字を足して賭け金とし、負けた場合は賭け金を数列の右側に追加します。逆に勝った場合は数列の両端の数字を削除します。2倍配当のゲームでは両端から1つずつ、3倍配当のゲームでは両端から2つずつ数字を削除します。これを繰り返し、数列に数字が1つしか残らないか、なくなるまで続けます。数列がなくなるか1つになった時点がモンテカルロ法の利益を確定するタイミングです。 モンテカルロ法の詳細についてはこちらから>モンテカルロ法とは?|利点欠点・使い方等をわかりやすく解説!

利益を生みやすいのはココモ法

ココモ法では1回の勝利で必ず利益を確定させることができます。しかし、モンテカルロ法では1回の勝利だけでは利益が出ず、数列の数字が1つまたは0になるまで連続して勝ち続ける必要があります。 そのため、モンテカルロ法を2倍配当のゲームで使用した場合、1サイクルが終了した段階でも稀に利益が出ないことがあります。 一方でココモ法では、1回の勝利で確実に利益が発生します。そのため、確実に稼ぎたい場合は、モンテカルロ法よりもココモ法の方が適しています。

簡単なのはココモ法

モンテカルロ法は数列を使用するため、紙とペンが必要であり、計算が複雑であるというデメリットがあります。数列の数字を追加したり削除したりするため、慣れていないと計算ミスが発生する可能性があります。 一方でココモ法は前回と前々回の賭け金の合計を次のゲームで賭けるだけであり、非常にシンプルです。初心者でも簡単に実践できるため、手軽に利用できます。

資金が少ない場合はモンテカルロ法

ココモ法では10連敗以上で賭け金の上昇が急激になるため、資金が少ない場合は途中でゲームを続けられなくなるリスクがあります。 モンテカルロ法では連敗にかかわらず、常に賭け金が緩やかに上昇するため、資金が限られている場合でも比較的安心して利用できます。

幅広く使えるのはモンテカルロ法

ココモ法は3倍配当のゲームにしか適用できませんが、モンテカルロ法は2倍配当のゲームと3倍配当のゲームの両方で利用できます。3倍配当のゲームは限定的であるため、システムベッティングを幅広く使いたい場合はモンテカルロ法が便利です。 モンテカルロ法はルーレットの赤・黒、奇数・偶数、ハイ・ロー、ブラックジャック、バカラなど多くのゲームで利用可能です。 よくある質問:ココモ法

Q. ココモ法はどんな人におすすめですか?

A1. ココモ法はリスクを抑えつつ確実に利益を出すことができるシステムベッティングであり、リスクを取りたくないが一定の利益を得たいと考えている人におすすめです。初心者でも理解しやすい戦略であり、リターンとリスクのバランスが取れた手法です。

Q. ココモ法は競馬やスポーツベッティングでも利用できますか?

A2. ココモ法は競馬やスポーツベッティングにも適用できます。ただし、これらの場合はオッズが3倍前後(約2.7~3.3倍)のものを選ぶ必要があります。

Q. ココモ法はカジノで禁止されていますか?

A3. 一部のランドカジノではココモ法の使用を禁止していることがありますが、ほとんどのランドカジノでは問題なく使用できます。また、オンラインカジノでは一般的にシステムベッティングに関する利用規約に制約がないため、使用が許可されています。

Q. マーチンゲール法とココモ法の違いは何ですか?

A4. マーチンゲール法とココモ法は共に1回の勝利でそれまでの損失を回収できる特徴があります。しかし、賭け金の上昇方法に大きな違いがあります。ココモ法では前回と前々回のゲームの賭け金の合計を次のゲームに賭けるのに対し、マーチンゲール法では前回のゲームの賭け金の2倍を次のゲームで賭けます。

Q. ココモ法と相性がいいゲームはどんなゲームですか?

A5. ココモ法を使用するには3倍配当のゲームを選択する必要があります。さらに連敗を見越して、テーブルリミットが高いゲームを選ぶと良いでしょう。低いテーブルリミットでは賭け金が急速に上昇し、途中で損切りを余儀なくされる可能性が高まります。

Qココモ法を他のシステムベッティングと組み合わせることはできますか?

A6. ココモ法をより効果的に使用したい場合、2コラム2ダズンベット法と組み合わせることがおすすめです。2コラム2ダズンベット法はココモ法の勝率の低さを補完し、高い勝率を維持しつつ高配当を狙うことができます。